借りぐらしのアリエッティ
作品感想
面白かったです!!
細かいところでは気になる点が多々ありましたがそれを上回る楽しさでした.
ストリートしては敵対するグループの中に一組の絆が生まれ,力をあわせて第3勢力と戦うというオーソドックスなものです.
戦いといっても所謂バトル物ではなくちょっとした日常の中でのお話しレベルではありますが・・・.
ジブリっぽいと言えばジブリっぽい作品になっています.
キャラクター描写も実に見事でした.お母さんとお手伝い(?)のおばさんがむかつくキャラなのですが,心からむかつくと思える程,見事な仕草や声をしています.
逆に翔のタンタンとした棒読み感のある声は全然感情が移入が出来ませんでした.それが素の演技なのか,死を目前にした少年の心を描写したものなのかは不明ですが.
でも最後に手術に対して希望を持った後でもタンタンとした感じに変化が無いのを見ると前者なのではないかと思ってしまいます.
また,小人視点からは人間の恐怖感が非常に見事に表現されていました.
こういった視点はアニメならではの描写だと思いました.
神経質なすてっどまんのココが気になった
途中でカラスが部屋の中に侵入しようとして部屋中に羽をばら撒くのですが,その後,翔はそこのベッドで普通に寝てるんですよね.
状況が状況だったといえ掃除しろよ!!不衛生だろ!!と思うすてっどまんでした.
神経質なすてっどまんのココが気になった2
最後の最後.エンディングロールからのワンシーン.
川下をするアリエッティの横を鯉と思わしき巨大な魚と並ぶのですが・・・.鯉がそんな動く生き物見たらまず食べようと襲ってくるぞ!!
鯉の雑食っぷりを舐めるなよ!!早くやかんの中に隠れろ!!と,絶対ありえない展開ですが,食べられてしまうのではないかと心配になってしまいました.
それはそれで斬新なオチになったとは思いますが(笑)
作品一言
『アリエッティ.君は僕の心臓の一部だよ』
アリエッティの旅立ちの前に翔と会い,アリエッティから手術する希望を貰った時の翔の一言である.
成功の殆ど見込みがない手術にも希望を持った瞬間の一言でした.
2010.9.21 すてっどまん
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